日本では、歯医者に行くタイミングとして痛みや違和感を感じてから行くという方が多いのではないでしょうか。
少し痛くてもしばらくすると痛みが一時的に消えたりして、どんどん受診するタイミングが遅くなってしまう事もあります。
しかし、歯は自然治癒されないものです。
虫歯になっている場合、そのままにしておけばどんどん進行してしまい、歯肉炎や歯周病も併発してしまうことがあります。
削る必要が出てきたり最悪抜歯の必要が出てくることもあるでしょう。
また、特に今増えているのが歯周病です。
菌が繁殖してしまう事で骨まで進行して悪化してしまいます。
サイレントキラーとも言われていて、痛みも感じることなくどんどん進行してしまい、重症化すると骨までとけてしまいます。
特に歯周病は糖尿病とも密接な関係があり、糖尿病になっている方の多くは歯周病も併発しやすい事も有りますので、痛みがなかったとしても定期的なメンテナンスとして検診を受けたり、歯のお掃除をすることが大事です。
歯医者では、親知らずという本来必要ない歯が生えてくることで痛みを感じたり、虫歯になりやすいという事で抜歯もおこなってくれます。
セルフケアをしにくい部分でもあり、できるだけ奥歯まできれいに磨きたくても、見えづらい事もあり虫歯になりやすいので要注意です。
とにかく口腔内のセルフケアは、予防をメインとして考えていきましょう。
甘い物を食べたら口をゆすいだり、寝る前には洗口剤を使う事もおすすめです。
寝ている間は唾液の分泌も減りますので、細菌が発生しやすい状態になっています。
歯医者では、定期的なメンテナンスを行うことがまず一番大事なポイントです。
虫歯や歯肉炎が進行すると痛みを伴いますので、それを感じてから受診する方も多いです。
しかしこれでは虫歯が進行してしまっていたり、歯周病もどんどん悪化してしまう可能性が出てきます。
欧米諸国では予防歯科に力を入れていますので、痛みを感じる前から定期的に検診を受けたり、歯のお掃除をしています。
日本ではまだまだ予防歯科の認識が低いと言われていますが、お子さんがいる方は、子どもの時からフッ素を塗布したり、定期的に通う習慣を付けていく事をおすすめします。
痛みが無くても、3か月に1度程度は歯医者を受診してお掃除をしたり、検診を受けて初期虫歯を発見してもらいましょう。
また、歯周病は一度なると完治することは無いと言われていますが、進行を遅らせる事は可能ですので、治療を受けていく事をおすすめします。
かく言う私は歯に痛みが出てから歯医者に行き、奥歯の2本が虫歯になっていたことがあります。
四国への出張中の出来事で、愛媛県の歯医者に行きましたが、定期的な検診の大切さを実感しました。
歯医者には歯周病になる一歩手前までと言われました。
私と同じような経験をしないためにも歯医者の利用をお勧めします。