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最近徐々にインプラント治療の名前を見る機会は増えてきていますが、インプラント治療がどのように行われているか知っていますか?インプラント治療に対する理解があると治療に対する不安感も少なくなるはずです。 是非このサイトでインプラント治療の流れについてや歯についての知識を得ていきましょう。

2018.04.03 この記事は約446秒で読めます。 歯科医

デンタルインプラントは失われた歯を補うための治療方法のひとつで金属製の人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、そこにセラミックや金属でできた人工歯冠を取り付けるというものです。
従来の失われた歯を補う治療と比べて人工歯根が顎骨に固定されるので自身の歯と変わらない使い心地を得ることができます。
一方でデンタルインプラントのデメリットとしては外科的な処置が必要で手術がともなうことや、保険適用外であること、また治療期間が長いこと、さらにインプラントには複数の方法があり、すべての歯医者が同じ手技を使っているわけではなく歯科クリニックによって行われる内容や熟練度が異なるといったことなどがあります。
しかし、それでも自身の歯と変わらない使い心地からインプラントを選択する人も多くいます。

インプラント治療の流れとしては、事前にCT診断などを行って顎骨の状態を確認します。
手技によっては顎骨が細っている場合には顎骨を増やす作業が必要になるケースもありますし、厚みがない場合には場合にはインプラント治療そのものを残念することになります。
CT診断によって得られた画像からインプラントを埋める場所を決めて手術をして骨に穴を空けて設置し、歯茎を縫合して結合するのを待ちます。
インプラントで使われるのはチタン製で、このチタンという金属は時間が経つと骨と結合する性質があるため、埋設後上顎で約4ヶ月から6ヶ月以上、下顎で約3ヶ月以上が経過させた上で、結合しているかを確認してから、再び切開をして人工歯冠を取り付けます。
なお、インプラントの構造としては人工歯根(インプラント)と上部構造のかぶせ物の歯冠部分のほかに、その中間にはアバットメントと呼ばれる金具が使われます。
これは人工歯根が必ずしもまっすぐ固定されないためで、アバットメントによって最終的に取り付ける位置を修正することになります。

基本的にインプラントでは2回の手術が必要で治療期間も半年程度は必要になりますが、近年は1回で済ませるものもあります。
ただインプラントの肝となるのが人工歯根が骨と結合するかどうかで、結合が上手く行かない場合には失敗になります。
以前は失敗も多くありましたが材質が改良されて、そのようなことは減っています。
また手術そのものは麻酔で行われるので手術中は痛みを感じることはありませんが、麻酔が切れたあとは多少の痛みが続きます。
かぶせ物といった従来の治療と比べて治療期間も長く歯医者のスキルにも左右され、また保険適用ではないので相応の費用を負担しなければなりません。

インプラントで失敗したらどうなる?

デンタルインプラントは従来の歯科治療と比べると安全なものとは言い難く、一定のリスクのある治療法です。
このリスクがある理由としては骨にインプラントを埋設するという行為そのものとそれを行うために手術を伴うということで、特に歯医者のスキルに関しては低いクリニックも多くあり、それらがトラブルの原因にもなっています。

インプラントの失敗といってもさまざまなケースが考えられますが、歯医者のミスによる失敗としては顎骨の厚さを理解していない場合があり、下顎の場合には骨の中に神経が走っており十分な厚みがない場合には神経を傷つける可能性がありますし、また取り付けた当初は大丈夫でも使用中に突き抜けるといったことも可能性として考えられるものです。
上顎の場合には上部にある空間に突き抜けてしまうといったこともあります。
いずれにしても人工歯根を取り付けても十分にその噛む力を受けることができる骨の状態であるかの判断に失敗すると痛みや麻痺といった後遺症を発生させる可能性があり、問題の人工歯根を取り除いてもそれらが解消されない可能性が高いものです。
また歯周病などの病気がある場合にはインプラント実施後の健全性を保つためにも先に治療しておく必要がありますが、これらの治療が不完全な場合には歯周病が悪化する場合があるため注意が必要になります。

インプラント治療には期間が必要

インプラントでは治療期間が長期間にわたるのがネックですが、短いものは一定のリスクがあり、インプラントを完成させるためにはチタン製の人工歯根が骨と結合する必要があり、このためには時間をかけて結合させるのがもっとも自然な方法です。
このため取り付けが短い場合には結合するまでの間は別の方法で固定するような方法が使われますが、これにも無理が生じます。
口の中の状態や骨の状態によっては短い方法では十分な結合が行われる前にずれてしまうリスクがあり、そのような場合になるとアバットメントで調整するか、それでも無理な場合にはやり直しをするといったことになるなどリスクがあるものです。

インプラントで修正のきく失敗もあれば、極めて深刻な失敗もあるため注意が必要で、これらの失敗を避けるためにも歯医者のスキルやコミュニケーションが重要になってきますし、治療期間に関しても受ける側もある程度は許容する余裕がなければなりません。
また保険適用外ですから失敗したさいの費用も大きいため、そのさいの対応なども確認しておくことがトラブルが発生したあとにダメージを最小限にすることができます。